私は、HSP(敏感すぎる人)当事者です。
そのため、日常生活で苦労していることもあります。
ですが、自分が何に敏感で、どうしたら暮らしやすくなるのか?がわかれば、自分がHSP(敏感すぎる人)であることを知る前よりも、ずっと生きやすくなりました。
HSP(敏感すぎる人)の敏感度は、その人によって異なります。
私の夫もHSP(敏感すぎる人)当事者ですが、私とは過敏なものやその敏感度は異なるので、夫には理解できない場合もあります。
今回は、嗅覚過敏についてお話します。
Contents
HSP(敏感すぎる人)の嗅覚過敏…何に敏感か?私の場合
私は、子どもの頃から化粧品の臭いが苦手でした。
母親が化粧をほとんどしなかったからというのもありますが、特に外資系の化粧品の強い臭いが大の苦手です。
最近だと、香害という言葉が出ていますが、芳香剤入りの柔軟剤も増えてきました。
周りの人は、生乾きの臭いや部屋干し臭、汗臭さが解決できてよかろうと思って多用しているようですが…それが辛い…。
嗅覚過敏には、しんどい。
無香料のものはないの?自宅では、柔軟剤の使用量を半分にしています。
乗用車の芳香剤も、今は柔らかい匂いのものが増えていますが、幼少時に出回っていたものは、とても臭いがきついものが多く出回っていました。
消臭する技術がまだなく、臭いでごまかしていたのかもしれません。
密室になる乗用車。
車酔いもある自分には、車での外出が拷問でした。
バスや電車の公共交通機関も、場合によっては辛かったため、遠足も「参加したくない」くらいでした。
ガソリンや灯油の臭い…。
あとは、いわゆる汚物系の臭いもダメです。
そのため、仕事柄汚物の処理が必要な時があったのですが、どうしてもできませんでした…。(自分が具合悪くなってしまうため)
でも、周りの人は、どうして私が嫌がるのか?や、HSP(敏感すぎる人)のため嗅覚過敏であることがわからないわけです。
単に、やりたくないことから逃げているとしか見えないわけです。
HSP(敏感すぎる人)の嗅覚過敏…どんな症状が出ているか?私の場合
HSP(敏感すぎる人)の嗅覚過敏による症状は、人それぞれです。
私の場合、アレルギー性鼻炎持ちのため、そこで若干軽減されていることもあるかもしれません。
一つの臭いでも、あ、臭いなと思うレベルの人もいれば、私のように嘔気…時には実際に嘔吐することもあります。
実は、実際に臭いを発するものがない場合でも、その臭いを連想できることを見聞きしただけで、吐き気を催すなんてこともあります。
恐らく、臭いそのものが自分の記憶に結びついているため、瞬時にその臭いに対して起きる反応が引き起こされてしまうのかもしれません。
そのほかにも、頭痛やめまいが出ることもあります。
私が小学生の頃、毎週末に車で2時間ほどの親戚宅へ出かけていたのですが、親戚宅に到着した頃には、ぐったりして食事も摂れないくらいでした。
その理由は、車の芳香剤や父親のたばこの臭いで、具合が悪くなったからです。
「お父さんは、私のことが嫌いだから毎週こんな辛いのに出かけるんだ…」と恨んでたくらいです(苦笑)。
残念なことに、父親含め周りの人はHSP(敏感すぎる人)や嗅覚過敏ではなかったため、私がそんなにつらい思いをしているということを理解できなかったのです。
HSP(敏感すぎる人)の嗅覚過敏…私の対処方法をご紹介します
HSP(敏感すぎる人)の嗅覚過敏…ただ辛いのを我慢しているのは、しんどいわけです。
そこで、自分なりに対処方法を考えました。
自宅で使用する柔軟剤…使用量を限界まで減らす。苦手ではない臭いのものを使う
化粧品…なるべく使わない。ナチュラルなものや無香料のものを使う
車の芳香剤…臭いが強くない、消臭タイプのものに変えてもらう
公共交通機関…臭いが辛い時は、マスクを着用
マスクを着用することで、ある程度臭いを軽減することができましたが、それでも辛い時がありました。
時には、マスクの臭い自体が辛いことも(苦笑)。
そこで、新たなアイテムを手に入れました。
それは…ハッカ油です。
たまたま、北海道物産展で出会った、北見ハッカ通商のスプレータイプのハッカ油。
肩こり対策に使用しようと思っていたのですが、自然な香りで、マスクの外側から振りかけることで、鼻の通りもよくなった(笑)。
自然な香りだから、HSP(敏感すぎる人)でも大丈夫。(個人的な感想です)
臭いに臭いをごまかしている感じではないので、辛くない。
薬局やドラッグストアでもハッカ油の取り扱いはありますが、移し替える手間がかからずコンパクトなため、持ち運びにも便利です。
私は、バッグに1本持ち運び用にし、自宅にも1本常備しています。
北海道物産展や、神保町いちのいち等の雑貨屋さん等、ネットショップも構えているため、手に入りやすいのもおすすめする理由です。
店頭でお試しできることが多いので、不安な方は一度試してみることをおすすめします。
一点注意することは、ハッカ油を触った手で、目や粘膜に触れないことです。
マスクも内側ではなく外側から1~2プッシュに留めてください。
マスクを持ち歩いてない場合、ハンカチやティッシュ、ハンドタオルなどに振りかけて、軽く鼻や口を覆うだけでも違います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
HSP(敏感すぎる人)の嗅覚過敏は、過敏の強さによっては本当に辛く、生活の質を低下させます。
ですが、自分にあった対処方法を見つけることで、辛さをやわらげたりすることは可能です。
HSP(敏感すぎる人)の嗅覚過敏は、自分自身の体調によっても、敏感具合が変化することがあるので、自分の体調管理を行うことも症状を軽減するために必要なことです。
私の場合は、睡眠不足も嗅覚過敏に大いに影響するため、出かける前日は早めに休むようにしています。
あなたにあった対処方法が見つかることをお祈りいたします。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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