ちば子。は、所謂HSP(敏感すぎる人)気質を持っています。

そのため、日常生活に支障をきたすこともあります。

かなり大きくなるまで、『自分の頭がおかしいから、人と違うんだ』と思い込んでおりましたが…HSP(敏感すぎる人)気質というものを知った時、ものすごい解放感を得たことを思い出します。

私と同じように悩んでいる人もいるかもしれない。

そう感じたため、あるHSP(敏感すぎる人)の日常と非日常を紹介することにしました。

信じられない人もいるかもしれませんが、こんな人も本当にいるんだよ(苦笑)。

今回は、この時期の風物詩である、箱根駅伝にまつわる話。

テレビを見るのも、一苦労なのです…。

HSP(敏感すぎる人)ちば子。が、普段テレビを見ない理由。

箱根駅伝に限らずなんですが、私はほとんどテレビを見なくなりました。

なぜなら、テレビを見ると…番組の内容にもよりますが、異常に疲れる。

ずっと原因がわからずにいたのですが、数年前にやっと理解できました。

『テレビから受けとる情報量が多すぎて、情報を取捨選択できないから処理が大変である』

テレビって、ニュースで流れてるのは、基本的にネガティブな情報です。

事実だけを淡々と伝えるならまだしも。音楽や映像でそのネガティブさを演出…というか強調している、それにHSP(敏感すぎる人)は耐えられないのです。

それは、真剣に見ていない、所謂ダラダラテレビをつけているだけの時も同様。

自分の潜在意識にもネガティブな情報が刷り込まれ、悪影響を及ぼしていると感じたのです。

そのため、いつの頃からか、テレビを生活から排除するようになりました。

必要な情報は、インターネットからでも得られるし。

万が一、見たいテレビ番組があれば、それだけ録画して後から見る、ということだってできる。

単に、暇つぶし目的で日常生活からテレビというツールを排除したのです。

 HSP(敏感すぎる人)ちば子。が箱根駅伝を見ない理由。

では、ここからが本題。

ちば子。が箱根駅伝を見ない理由です。

HSP(敏感すぎる人)全員が当てはまる、とは言えないところではあるので、あくまでも、ひとつの事例としてご覧いただければと思うのですが。

私の場合、テレビから感情なども受け取ってしまうことがあります。

どういうことかと言うと…(一例です)

駅伝のランナーが走っている

みんなの思い(先に走っていた人・これから走る人・大会に出られなかった人・応援している人etc…)を持った人が走っている(この感情がやってくる)

時間制限で襷が途絶えてしまった(ここで悔しさがやってくる)

後続のランナーが、別の襷を持ってスタート(ここで無念さがやってくる)

それを知らないランナーが懸命に走っている(ここで健気さがやってくる)

やっとの思いで中継地点に辿り着いたら、後続のランナーがいなかった(悔しさ・絶望感が押し寄せる)

駅伝へ出場するために、今まで耐えてきた辛い練習

ずっとみんなで繋いできた襷が、自分のせいで途絶えてしまったという悔しさ・悲しさ…

いろんな立場の人の、諸々の感情がテレビの画面を通して、ドドドっと押し寄せてくるのです。

 

ちなみに、ラジオでも同様です。昔の話になりますが、松井秀喜さんが甲子園で全打席敬遠された時も、泣いてました。(この時は、田舎に帰省するための移動中だった)

これを、日常で毎日くらっていたら、そりゃあしんどい…。

必要以上に疲弊してしまうわけです。

 

そして、周りの人は…なぜ私が号泣しているのかわからないため、『変な人』扱いするわけです。

でも、結果は気になる(苦笑)。

そのため、インターネットで結果だけわかればいいや、となったのです。

HSP(敏感すぎる人)ちば子。の日常で、こんなこともありました。

HSP(敏感すぎる人)当事者でも、他に共感してくれる人がいるか、わかりませんが、こんなことも日常茶飯事です(苦笑)。

それは、展覧会等でも突然泣く。

私、美術館や博物館なども大好きで、時々一人でこっそりと出かけます。

 

なぜ、一人でこっそりなのか?

はに丸王子(旦那ちゃん)が、アート関係に一切興味がないというのもありますが。

突然泣き出すところを、見られたくないからです…。

テレビを見ていて、突然私が泣き出す光景を、はに丸王子(旦那ちゃん)は目撃しているのですが、そりゃあもう、びっくりしていました。

事前に話してはいたのですが、実際に目の当たりにすると、ね。

 

それは、友人からもらったスノーマンの展覧会へ行ったときのこと。

私、スノーマンのキャラクターは知っていたのですが、ストーリーなどは一切知りませんでした。

で、会場ではかわいいスノーマンのイラストの他、テレビで映像作品もところどころで流していたのです。

…そこで号泣。

こんな悲しい背景があったのか…一人で突然ボロボロ泣き出しちゃいました。

セリフは一切ないんです。でも、ガンガン伝わってくるのです。

小さいお子様を連れた親子連れの方が多かったのですが…みんな驚いてました(苦笑)。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

必ずしも、HSP(敏感すぎる人)全員に、今回ご紹介した話が当てはまるとは限りません。

なぜなら、人それぞれどの感覚に過敏なのかが異なるからです。

現に、はに丸王子(旦那ちゃん)もHSP(敏感すぎる人)当事者であるのですが、私とは異なる部分で過敏です。彼は、アミューズメントパークに行けません。(私は全然平気です)

どの感覚が過敏なのか?

どのくらい過敏なのか?

その程度で、日常生活の困難の度合いが変わってくるのです。

そのため、自分がどれが苦手なのか?どこまでなら許容範囲なのかを把握して、自衛する。

生活を共にする家族やパートナーに伝えて、お互いが心地よく過ごせるためにどうしたらいいか話し合う。

そういった工夫は必要かな、と感じます。

 

たとえば、私一人の時はテレビをつけることはありませんが、はに丸王子(旦那ちゃん)が一緒の時は、二人で楽しめるものであれば、見ることもあります。

 

自分の特性を理解して、ひとつずつ対処すれば、HSP(敏感すぎる人)が感じる生きづらさは、軽減することは可能です。

あなたが、少しでも自分らしく暮らしていけるためのヒントになれば、幸いです。

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